認知症ケアは正しい知識と理解から。

私はいま、“認知症ケア専門士”の資格取得を目指して勉強をしています。祖父母と暮らしていた私にとって認知症ケアは身近なことでもありましたが、ホームでお客様と接するなかで、より重要性を感じています。認知症の方に安心して生活していただくために、そして、そのサポートを状況に応じて行うためには、気持ちだけでは足りないと考えています。認知症に関する様々な知識や技術、さらには高い倫理観が必要だと気づきました。

認知症ケアの基本は、お客様を理解し、その人らしさを尊重しながら信頼関係を築いていくこと。仰っていることを否定せず、その方のペースを乱さないことが大切です。もちろん、対応のしかたはお客様お一人おひとりで異なりますが、人生の歴史や性格、趣味などを知ること、その方とのコミュニケーションから引き出した情報などから糸口は見つかります。「こうお声がけしたら笑顔になった」「こんな対応したら表情が柔らかくなった」などの情報はスタッフ間でこまめに共有し、日々のケアに活かしています。
まだまだ未熟な私ですが、お客様が穏やかにご自分らしく生活を楽しめるよう、これからも励んでいきたいと思っています。

認知症は、まだ知られていないことがたくさんあります。ニチイホーム練馬高野台では、“認知症ケア専門士”の資格を持った私をはじめ、スタッフ全員が認知症をしっかりと理解し、お客様に対してきめ細かに対応できるよう体制を整えています。
また、ご家族様とのコミュニケーションも大切に、日々どのようなご相談も誠実にお答えしております。どうぞお気軽にお越しください。